新HSK(漢語水平考試)受験ガイド

監修:古川裕
出版社:株式会社アルク
価格:1,280円

中国政府公認の中国語能力試験、HSK(漢語水平考試)がこのほど全面改定され、日本では2010年6月から実施されています。本誌は新しくなったHSKをさまざまな角度から紹介したガイドブックです。
HSKリスニング徹底対策問題集 Vol.1

中国語版 主編:趙菁
日本語版 編:高木美鳥
出版社:株式会社アルク
価格:2,940円

HSKリスニング徹底対策問題集 Vol.2

中国語版 主編:趙菁
日本語版 編:高木美鳥
出版社:株式会社アルク
価格:2,940円

HSK(漢語水平考試)を受験したが、听力理解(リスニング)の出来の悪さに足を引っ張られ、狙っていた級に認定されなかった──。
本書は、まさにそんな日本人受験者を支援する、HSK初中等リスニングの模擬問題集です。北京語言大学出版社から2002年に刊行された「HSK8級精解」シリーズのリスニング編の日本語版ですが、Vol.1とVol.2の2冊から成り、日本人の中国語学習者向けに、オリジナル版にはない、分かりやすく詳細な解説が加えられています。

本書の最大の特長は、すべての問題にヒントと解説が用意されている点です。いずれも、より高得点を目指すという観点で書かれている。解説には、各問題の出題意図、間違いやすいポイントなどが記されていて、理解の大きな助けになるでしょう。

本書の模擬問題で使われている語彙、文法事項の範囲は広く、3~8級を目指す全受験者に対応しています。副題で「目指せ8級!」とうたっていますが、いきなり8級を目指すのはハードルが高いという人にも役立つ問題集です。

このほか、巻末には習熟しておきたいキーワード、重要構文などをリストアップしてあり、またHSKリスニング問題の特徴と受験テクニックもまとめてあります。試験直前の総復習、受験時の注意点の再確認などに重宝するはずです。

日本語版の編者は、「中国語ジャーナル」の連載「HSK攻略講座」の執筆者、高木美鳥先生。本書で解法のコツをつかみ、また練習問題をこなせば、リスニング問題の苦手意識は消えるはず!




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